令和5年度第4回観光振興連絡協議会について(報告)
令和6年2月7日に開催した観光振興連絡協議会(以下、協議会)については、以下のとおり。
概要
- 参加団体数および参加人数
- 吹上砂丘荘・ゆーぷる吹上の今後について
- 日置市施設利用促進協会の取り組み状況への意見交換について
- グループ毎でのイベント・企画等について
吹上砂丘荘・ゆーぷる吹上の今後について
令和6年2月1日実施の住民説明会での影響を鑑みて、観光関連団体にも今回の吹上砂丘荘・ゆーぷる吹上の今後について説明。
国民宿舎吹上砂丘荘:昭和45年竣工(築53年・旧館部分)
健康交流館ゆーぷる吹上:平成9年竣工(築26年)
- 平成28年10月~30年2月「国民宿舎吹上砂丘荘在り方検討委員会」
国民宿舎事業の今後を協議:委員会からの提言の主なものは「施設の存続」、「ゆーぷる吹上との重複機能の統合等の一体的な改革」、「両者の経営統合」など
- 平成31年3月(日置市議会:一般質問)
提言に基づいた経営改善に向け、「ゆーぷるを砂丘荘の別館化」、「赤字部分の多い部門の廃止」といった経営健全化を図る方針を表明
- 令和2年1月(ゆーぷるの今後の方向性表明)
経営統合だけでは抜本的経営改善は困難と判断し、ゆーぷるのプール・食堂の廃止方針を表明⇒地域住民からの強い反対により方針撤回
- 令和5年4月~(新たな経営改善開始)
ゆーぷるの別館化、食堂を軽食コーナー変更、売店廃止など
【砂丘荘の現状】
- 新たな経営改善を開始したものの、従来の施設の老朽化、収支状況の悪化のほか、新たな問題としての人材確保が困難な状況により『施設経営自体が危うい状況』
- 結果、在り方検討委員会の提言に沿った経営改善が困難に
- これまでの砂丘荘を基軸とした方針から、地域住民生活に密着した温泉・プールを持つゆーぷるの存続を前提とした方向性への転換をとらざるを得ない状況
【上記を踏まえた今後の方針】2月1日吹上中央公民館吹上地域住民へ説明
吹上砂丘荘
令和7年3月31日をもって閉館(営業は令和7年2月末まで)
ゆーぷる吹上
温泉・プールは今後も存続、砂丘荘の代替として食堂や宿泊機能を強化
第3回協議会の要旨
⑴令和5年度第3回の振り返り
グループごとでのイベント・企画等について
- 意見交換で挙がった企画毎のグループ編成でのグループワークを行いました。
日置市観光戦略5本の柱に基づいた観光振興に取り組む地域等
- 日置市観光戦略5本の柱を軸とした取り組みの次のステップとして、地域等が主体的・担い手となって、関係各所との連携を図りながら観光資源等を活用したコンテンツの開発や地域の課題に向けた取り組みの推進が必要と考えます。
- そこで、日置市内の地域をモデル地区として認定。関係者での推進体制を構築。地域の計画を策定した様々な取り組みを実施することを提案しました。
【ポイント1】
地域等が一体となって、事業主体・担い手になる
【ポイント2】
関係者による相互連携の意欲を持って取り組む
【ポイント3】
将来を見据えたグランドデザインを描く
- 令和5年度モデル地区として、「東市来町美山」を認定。
観光振興やさらなる地域課題の解決に向けた取り組みを行う。各地域や団体などにおいて、地域での課題抽出や目指す方針などを協議の上、本協議会で取り組みについて支援を行うため、必要時に商工観光課観光戦略係へ相談いただきたい。
日置市施設利用促進協会の取り組み状況への意見交換について
会長の中島昌治氏より以下のとおり説明。
取り組み状況について
- 組織の発足から今日まで
- 平成13年吹上町施設利用促進協会発足
- 平成27年日置市施設利用促進協会に名称変更
- 平成31年専任事務局長、事務局員2名体制で事務局独立
- 組織の役割
- 行政と協働のもとにスポーツ観光を促進し、大会・合宿の誘致を図りながら関係人口の拡大を通して地域の経済効果に資する。
- 令和5年度・現在の取り組み状況
- 各種大会および合宿などの誘致活動(九州管内および鹿児島県離島)
- 宿泊・弁当の手配
- 各種団体および施設間との情報発信と連絡調整
- 合宿歓迎式典
- 誘致大会実績(合宿除く)
- 令和4年度:【宿泊】延1,821人、【弁当】4,423個
- 令和5年度:【宿泊】延1,439人、【弁当】5,685個(令和5年12月現在)
意見交換にあたり
観光関連団体の皆さまで意見いただきたい事項
- 合宿歓迎式典の贈呈品
- ひおきPR武将隊×スポーツ合宿応援活動の今後の取り組み
- 体育施設のぼり旗
- 観光関連団体とのコラボ企画
今回の意見交換内容は、日置市施設利用促進協会へ直接フィードバックの上、本市スポーツ観光の振興に取り入れていきます。
意見交換
グループごとのイベント・企画などについて
以下の5点について、それぞれのグループ(イベント・企画)で協議しました。
グループワークする上でのポイント
- 活用する観光資源・5本の柱
- ターゲット
- ターゲットに向けた企画
- 取り組む時期
- 取り組むにあたっての課題・改善策
- 企画等に取り組む人員体制・役割分担
- 取り組むにあたっての課題・改善策
グループ一覧
- みつろうやオリーブなど美肌を中心としたPR
- 観光情報発信、観光プロモーションの協議
- 吹上浜を活用したイベント
- 子ども向けイベント
- 千本楠、遠見蕃山、江口浜、美山
- 戦国島津を巡る企画
- それ以外の企画を検討(企画の種)
令和6年度に向けての整理
今後のグループ毎の企画の進め方について(お願い)
- 企画を進める上で、「小さく始めて、大きく育てていく」視点を1つ持っていただければと思います。
- そのために以下2点を意識して、取り組みをお願いいたします。
- お金をかけずに出来ることから
- かかわる人を広げ過ぎずに出来ることから
- 例として、SNSを活用した広報や既存の施設や仕組みを活かしながら、組み込むことで、「まずは始めてみる、やってみる」ことができ、継続できる仕組み・地盤づくりとなって、次のステップにつながっていくと思います。
企画実施に向けた1年となるように
- 令和6年度は、企画実施に向けた本格的な年度になると考えています。
- この協議会の中で皆さんの事業や団体の活動が活発化する企画が生まれることで、地域の活性化や観光振興に繋がっていくと思います。
- 皆さまにおかれましては、行政・地域で一体となった継続した取り組みとなるよう引き続きご協力をよろしくお願いいたします。