令和5年度第3回観光振興連絡協議会について(報告)
令和5年11月8日に開催した観光振興連絡協議会(以下、協議会)については、以下のとおり。
項目・協議内容
- 参加団体数および参加人数
- 協議会を軸とした日置市観光の目的および目標
- イベント事例の発表「吹上未来研究所」
- グループごとのイベント・企画などのグループワークについて
- 日置市観光戦略5本の柱に基づいた観光振興に取り組む地域など
第3回協議会の要旨
⑴令和5年度第2回の振り返り
- 協議会を軸とした日置市観光の目的および目標
(目的)
既存のイベント・企画などを磨き上げて来場者数を増やす取り組みをすることで、二次的・三次的な経済余波につなげ、稼ぐ観光の実現につながる。
(目標)
協議会メンバーを中心に連携を図ることで、持続可能な企画などを造り上げる。
協議会メンバー、市内団体の連携強化・事業間の協力は不可欠。
グループワークでの意見
- 日置市のファン・リピーターを増やすための具体的な取り組みが必要
- ターゲット層に何を推していくのか、ターゲット設定を明確化
- ターゲットに合わせた企画設計(企画時に専門家・市外居住者からの意見)
- 情報発信媒体の整理が必要
意見を踏まえて
- 協議会・専門家での意見交換をしながら、企画などの磨き上げを行います。
⇒協議会で鹿児島大学など市外の有識者が多く参加。その他、企画内容に合わせて専門家に意見を求め、磨き上げを行う。
- 企画などを実施後、協議会で発表・フィードバックにより、他企画の参考とする。
⇒協議会で実施イベントの事例発表を行い、他団体で企画するイベント等の参考とする。
- 市観光Instagramを中心に発信。市内観光情報を網羅する媒体とします。
⇒5月に観光振興連絡協議会を情報発信・整理の場と位置づけ。
6月より市内観光情報等を中心に市観光Instagramでの投稿を開始。
フォロワー数は、令和5年11月7日時点で2,541人。開始から262人フォロワー増。
今後も協議会会員を中心に情報集約を行い、日置市のファン・リピーターを増やしていけるような情報発信を継続していく。
⇒協議会会員より引き続き情報発信についてのご意見や情報提供について協力依頼。
イベント事例の発表「吹上未来研究所」
吹上未来研究所の活動について
- 2019年6月に発足。吹上地域の活性化、定住者や関係人口の創出につなげるため「妙見神社」をはじめとした吹上の名所で各種イベントを通じて、吹上の魅力を発信。
- 令和4・5年度にそれぞれ取り組んだイベントについて、事例発表を行いました。
令和4年10月23日第1回吹上再発見プロジェクト
「ASSEL IMAYOヴァイオリン演奏会」(妙見神社巨石)
初の試みで、来場者100人規模のイベント。企画より40日間での実現となった事や来場者へ椅子を持参してもらうことで、設営の簡素化を図れたなど、プラス要因も多く、来場する子どもの人数を増やす取り組み、妙見神社の説明補足などさまざまな課題が見え、次回イベントに向けた収穫となりました。
令和5年9月3日第2回吹上再発見プロジェクト
「石と占いとひおきしと」(鹿児島市ポルダーテラス、ダイハツ東開店)
吹上の名所である天昌寺跡の島津豊久公御朱印帳の販売、妙見神社、大汝牟遅神社、千本楠へのVRゴーグルを使用した体験を行うことで、鹿児島市で吹上の名所を紹介・疑似体験してもらう良い機会となった。課題としては、事業としては赤字となってしまったことやカフェスペースからの流入につながるような仕掛けができればということが挙がりました。
グループごとのイベント・企画などのグループワークについて
- 第2回協議会意見交換で挙がった企画等に基づいてグループ編成。事前に出欠回答書により、企画等(グループ)への出席希望を聴取・グループ分けを行いました。
- それ以外の企画を検討とした参加者については、グループを設け、企画内容についてグループワークを行い、新たな「企画の種」とします。
【意見交換1】
吹上未来研究所のイベント事例について
推したい観光資源やスポットについて
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他イベントを企画するにあたり参考としたい点
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吹上未来研究所に確認したい点 |
- 妙見神社
- 伊作太鼓踊り
- ウミガメ
- 黒川洞穴
- 千本楠
- 遠見蕃山
- 薩摩焼の里 美山
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- パワースポットなど幅広いターゲットに刺さるもの
- 〇〇記念日の写真スポット紹介
- コンテンツの組み合わせ
- 定期的にイベントを実施している点
- テーマごとに観光スポットを巡る(回遊性)お寺巡り、砂浜巡り
- 伝統芸能のカレンダー作成
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- 会費などを集める工夫
- なぜ神社がこれほどたくさんあるのか?
- 吹上未来研究所の組織について(人数、収支、会費の徴収)
- 今後の整備予定(未来ビジョン)
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【意見交換2】
グループ毎のイベント・企画等について
以下の5点について、それぞれのグループ(イベント・企画)で協議しました。
グループワークする上でのポイント
- 活用する観光資源・5本の柱
- ターゲット
- ターゲットに向けた企画
- 取り組む時期
- 取り組むにあたっての課題・改善策
グループ一覧
- みつろうやオリーブなど美肌を中心としたPR
- 日置市観光LINE@をPR
- 吹上浜を活用したイベント
- 子ども向けイベント
- それ以外の企画を検討(企画の種)
日置市観光戦略5本の柱に基づいた観光振興に取り組む地域等
- 観光戦略5本の柱の策定により、観光振興に取り組む「共通の目指す軸」が明確化。
- 次のステップに進むために、地域などが主体・担い手となり、各所と連携しながら観光資源によるコンテンツの磨き上げや地域課題の解決を推進することが必要。
- 観光振興が期待できる地区等を「モデル地区」として認定。関係者での推進体制を構築し、地域計画(地域戦略)の策定、取り組みを検討・実施。
【ポイント】地域主導、相互連携による活性化、将来像を明確に
- 令和5年度より東市来町美山をモデル地区として、認定。
これまで地区の現状、課題等を整理し、「美山未来つなぎ隊」を中心に「美山版総合戦略」に基づき観光振興に取り組んできたところ。地域、行政が一体となり、市・県外や海外からも誘客ができる観光エリアに成長。
- 今後は、「薩摩焼の里」⇒「ものづくりの里」への成長を目指し、官民一体となった推進体制を構築。新たな戦略により、地域課題や、にぎわい創出による地域活性化を推進していく。
- 伝統工芸&アート観光「クラフトで楽しむ ひおき西海岸」の具体的な取り組みとして、サスティナブルツーリズム(※)を推進します。
(※)サスティナブルツーリズムとは、自然・文化・社会・政治など全ての分野で持続可能。観光産業として経済的に成り立つ観光。地域の特色・環境を生かしつつ後世に残せる観光の発展を目指すもの。
観光振興連絡協議会としての関わり方
- モデル地区における取り組み、進捗について協議会を通じて、共有を図ります。
- その他具体的取り組みを推進、検討するエリアや団体等について、課題解決などの伴走支援を行います。
⇒まずは、エリア・団体などで現状、課題。今後の目指すべき姿を十分話し合いの上、事務局(市商工観光課観光戦略係)へ連絡・相談をお願いします。
第4回に向けての整理
グループワークの継続により、企画の実施を推進
- グループごとで実行委員会等の設置を行い、継続した協議により、企画を練り上げ。
- 事務局は伴走支援をしていきます。必要時に事務局まで連絡・相談下さい。
「その他を検討したい」としたグループの企画を「企画の種」に
- 次回のグループワーク編成に加え、企画実施に向けた協議を行っていきます。
日置市施設利用促進協会の取り組み紹介
- 観光戦略の柱の1つである「スポーツ観光」の一翼を担っている「日置市施設利用促進協会」に取り組み状況の紹介を発表いただきます。
- 発表後、意見交換をいただき、本市のスポーツ観光のさらなる活性化に繋げていきます。
- 意見を集約の上、日置市施設利用促進協会にフィードバックを行います。