更新日:2025年4月18日
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お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3カ月までに、麻しん(はしか)では生後12カ月までにほとんど自然に失われていきます。この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫を作って病気を予防する必要があり、その助けとなるのが予防接種です。あらかじめ、予防接種で抵抗力をつけ、感染や発病の予防や症状を軽くするとともに、感染症の流行を防ぐためにも予防接種が必要となります。
また、子どもは発育とともに外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。できるだけ早めに接種を済ませましょう。
予防接種には、予防接種法によって対象疾病、対象者および接種期間などが定められた定期接種と、それ以外の任意接種があります。
令和2年10月1日より8月1日生まれ以降の子を対象に、ロタウイルスワクチン予防接種が定期接種となりました。
令和4年4月より子宮頸がん予防接種の接種勧奨を再開しました。
令和6年4月1より五種混合ワクチン定期接種となりました。五種混合ワクチンは四種混合にヒブを加えた混合ワクチンです。原則、これまでに四種混合およびヒブワクチンを1度も接種していない子が対象です。
項目 |
定期接種 |
任意接種 |
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予防接種の種類 |
B型肝炎、ロタウイルス(令和2年8月1日生まれ以降)、小児用肺炎球菌、五種混合、四種混合、ヒブ、不活化ポリオ、BCG、麻しん風しん、水痘、日本脳炎、二種混合、子宮頸がん |
おたふくかぜ、A型肝炎、破傷風、季節性インフルエンザなど
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市から接種の勧奨 |
あり (接種時期に合わせて通知) |
なし |
接種費用 |
無料(公費負担) |
有料(自己負担)
平成31年4月1日より、おたふくかぜについては、年齢により一部助成があります。
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予防接種により重篤な健康被害が起きた場合の救済制度 |
国の専門機関によって予防接種によるものと認定された場合、予防接種法に基づく給付の対象となる。 |
個人が請求し、国の専門機関の判定結果をもとに、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく給付の可否を決定する。 |
日置市では予防接種法に基づき、市民を対象に次の予防接種を市内の委託医療機関で個別接種により実施しています。
接種の際は、予診票・母子健康手帳・健康保険証をお持ちください。
なお、市外でも接種できる医療機関があります。鹿児島県医師会ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧いただくか、健康保険課保健予防係(電話099-248-9421)へお問い合わせください。
通知書(予診票)を、標準的な接種時期に合わせて配付しています。配付時期および方法については次のとおりです。
また、転入される際は、手続き時に母子健康手帳をお持ちください。対象となる予診票を作成後、郵送します。
なお、お手元に届きましたら、内容を確認し、不足などがある場合には、健康保険課保健予防係(電話099-248-9421)へお問い合わせください。
注)転出後は日置市の予診票は利用できません。
【紛失などの再交付申請はこちらから】
注)お急ぎの場合は、本庁健康保険課または各支所地域振興課の窓口へ、母子健康手帳をご持参ください。
予防接種の種類 |
配付時期 |
配付方法 |
---|---|---|
B型肝炎、ロタウイルス、小児用肺炎球菌、五種混合(注)、BCG、麻しん風しん第1期、水痘 |
生後2カ月頃 |
新生児訪問または個別通知 |
日本脳炎第1期 |
3歳の誕生月 |
個別通知 |
麻しん風しん第2期 |
6歳となる年度当初 |
個別通知 |
日本脳炎第2期 |
小学校4年生の6月 |
個別通知 |
二種混合 |
11歳の誕生月 |
個別通知 |
子宮頸がん(ヒトパピローマウイルスワクチン) |
小学校6年生の4月(女子のみ) |
個別通知 |
(注)令和6年2月出生以降の方より予診票を配布しています。それ以前に出生された方で四種混合、ヒブワクチンを1度も接種されていない方は、医療機関備え付けの予診票で五種混合ワクチンを接種してください。
予防接種にはそれぞれ接種に適した時期があります。接種スケジュールを参考に、医師と相談しながら体調の良い日に接種しましょう。
なお、医師が特に必要と認めた場合は、2種類以上の予防接種を同時に接種できます
予防接種スケジュール(国立感染症研究所)(外部サイトへリンク)
接種の前に、予診票と一緒にお渡しした「予防接種と子どもの健康」(冊子)や説明文を読み、予防接種の必要性や副反応についてよく理解しましょう。
予防接種の種類 |
回数 |
対象者 |
標準的な接種時期と間隔 |
---|---|---|---|
B型肝炎 |
3回 |
1歳未満 |
生後2カ月~9カ月未満で、27日以上の間隔で2回接種後、1回目から139日以上の間隔をおいて1回接種 |
ロタウイルス (ワクチンは2種類あり、接種時期と回数が異なります) |
ロタリックス2回 |
出生6週0日後~24週0日後まで |
生後2カ月から出生14週6日後までに1回目を接種後、27日以上の間隔をおいて2回目を接種 |
ロタテック3回 |
出生6週0日後~32週0日後まで |
生後2カ月から出生14週6日後までに1回目を接種後、27日以上の間隔をおいて2回目を接種、2回目を接種後、27日以上の間隔をおいて3回目を接種 |
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ヒブ |
4回 接種開始時期により異なります |
生後2カ月~5歳未満 |
接種開始が生後2カ月~7カ月未満の場合、1歳までに27日~56日(医師が必要と認めた場合は20日)の間隔で3回接種後、7カ月~13カ月の間隔をおいて1回追加接種 |
小児用肺炎球菌 |
4回 接種開始時期により異なります |
生後2カ月~5歳未満 |
接種開始が生後2カ月~7カ月未満の場合、1歳までに27日以上の間隔で3回接種後、生後12カ月~15カ月までの間に60日以上の間隔をおいて1回追加接種 |
五種混合 ▶ジフテリア ▶百日せき ▶破傷風 ▶ポリオ ▶ヒブ |
4回 |
生後2カ月~7歳6カ月未満 (※)四種混合及びヒブを一度も接種していない方が対象です。 |
初回接種を生後2カ月~生後7カ月に至るまでに開始し、20日~56日の間隔をおいて3回接種後、6カ月から1年6カ月の間隔をおいて1回追加接種 |
四種混合 ▶ジフテリア ▶百日せき ▶破傷風 ▶ポリオ |
4回 |
生後2カ月~7歳6カ月未満 |
生後2カ月~1歳未満で、20日~56日の間隔をおいて3回接種後、1年から1年6カ月の間隔をおいて1回追加接種 |
二種混合 ▶ジフテリア ▶破傷風 |
1回 |
11歳~13歳未満 |
11歳 |
BCG(結核) |
1回 |
1歳未満 |
生後5カ月~8カ月未満 |
麻しん風しん |
1回 |
1歳~2歳未満 |
1歳になったら早めに接種 |
1回 |
小学校就学前の1年間(幼稚園などの年長児) |
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水痘 (水ぼうそう) |
2回 |
1歳~3歳未満 |
1回目を生後12カ月~15カ月で接種後、6カ月~12カ月の間隔をおいて2回目を接種 |
日本脳炎 |
3回 |
生後6カ月~7歳6カ月未満 (市は3歳児に通知) |
3歳で、6日~28日までの間隔をおいて2回接種、おおむね1年経過後に1回追加接種 |
1回 |
9歳~13歳未満 |
9歳 |
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積極的勧奨を控えていたことにより、接種を受ける機会を逃した方に対して特例措置があります。接種を希望する方はお問い合わせください。
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子宮頸がん |
2回 または 3回 |
小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子 |
中学校1年生 注:ワクチンの種類や接種する年齢により接種回数や間隔が異なります。 |
注:令和6年夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況などを踏まえ、平成9年度から平成20年度生まれの女性で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までに接種を開始した方については、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。 対象者の方へ令和7年5月に個別通知を発送します。 |
一部の自治体や医療機関で、麻しん風しん混合(MR)ワクチンの供給が行き届いていない状況にあることから、以下に該当する方については、接種期間が令和9年3月31日まで延長されることになりました。
接種期間延長に該当する方で接種を受けられなかった方は、早めに接種を受けましょう。
区分 | 対象者 | 接種回数 |
---|---|---|
第1期 | 令和4年4月2日から令和5年4月1日生まれ(令和6年度内に生後24月に達した方)で接種を受けられなかった方 | 1回 |
第2期 | 平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ(令和6年度の年長児)で接種を受けられなかった方 | 1回 |
令和6年4月1日から五種混合ワクチン(四種混合にヒブを加えたワクチン)が定期予防接種に導入され、四種混合ワクチンの製造販売が終了します。四種混合ワクチンが接種できるのは、ワクチンの在庫がある間のみです。まだ四種混合ワクチンの接種が完了されていない方は、お早めに接種を計画してください。
四種混合ワクチンの在庫がなくなった場合は、五種混合ワクチンに切り替えて接種をすることが可能ですが、合計接種回数が4回を超えないようにご注意ください。
長期にわたり療養を必要とする疾病にかかったことなどにより、定期の予防接種の対象であった間に接種を受けられなかった方に対する特例措置があります。
詳しくは健康保険課保健予防係(電話099-248-9421)へお問い合わせください。
ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱や接種部位が赤くなる、はれ、しこり、発疹などが比較的高い頻度(数%から数十%)で認められます。通常、数日以内に自然に治るので心配の必要はありません。
予防接種を受けた後、接種部位のひどい腫れ、高熱、ひきつけなどの症状があったら、医師の診察を受けてください。
ワクチンの種類によっては、極めてまれ(百万から数百万人に一人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることがあります。
定期接種によって引き起こされた副反応により、生活に支障が出るような重篤な健康被害が生じ、厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定した時は、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。
詳しくは健康保険課保健予防係(電話099-248-9421)へお問い合わせください。
日置市では、おたふくかぜワクチンの予防接種費用の一部助成があります。
この予防接種は、予防接種法に基づかない、任意の予防接種です。接種については、保護者の希望のもと、医師の判断により実施してください。
接種当日、日置市に住所登録があり、接種を希望する次に該当する方が対象です。
対象者 | 接種回数 | おすすめの接種時期 |
助成額 (1回あたり) |
---|---|---|---|
1歳以上小学校就学前までの幼児 | 2回 | 1歳になったら早めに | 3,000円 |
小学校就学前の1年間 |
おたふくかぜワクチンについて、令和7年2月からの限定出荷に伴い、助成期間内に接種できなかった方へ、令和8年3月31日まで助成期間を延長します。
対象者:平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ(令和6年度の年長児)
(※)市から予診票の交付はありません。医療機関に設置してある予診票をご利用ください。
日置市のおたふくかぜ予防接種委託医療機関で接種し、助成額(3,000円)を差し引いた金額を医療機関へお支払いください。
里帰り出産などで日置市外の医療機関で接種された場合は、申請により接種費用の一部について助成を受けることができます。接種日から1年以内に、健康保険課または支所地域振興課へ申請してください。
【申請に必要なもの】
おたふくかぜワクチンは、ムンプスウイルスの毒性を弱めた生ワクチンです。日本小児学会は、予防接種スケジュールとして、生後12~15カ月に1回の接種、予防効果を確実にするために5から6歳に2回目の接種を推奨しています。接種後に他の注射生ワクチンの予防接種を受ける場合は、27日以上の間隔をおいてください。
無菌性髄膜炎が最も多く、2300人接種あたり1例程度の副反応の報告がありますが(ワクチン添付文書から)、自然感染での無菌性髄膜炎の合併(1から10%)と比べるととても少ない頻度です。他に耳の前下辺りの腫れが約1%、発熱などがみられます。
この予防接種は任意接種のため、国の救済制度の対象ではありません。
任意接種を受けて、入院を必要とする程度の疾病や、日常生活が著しく制限される程の障害などの健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による「医薬品副作用被害救済制度」に基づく救済の対象となります。
PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)電話:0120-149-931(フリーダイヤル)
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