更新日:2024年10月16日
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「レッドリボン」をシンボルにした運動は、ニューヨークのアーティスト達が、エイズによって亡くなっていった仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すために始まりました。その考えに共感した人々によって世界的な「レッドリボン運動」として発展してきています。
なお、レッドリボンはUNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークとしても採用されています。
また、12月1日の「世界エイズデー」は、WHO(世界保健機関)が1988年に「エイズのまん延防止及び感染者・患者に対する差別・偏見の解消を図る」ことを目的として定めました。
鹿児島県では、これらの趣旨に賛同し、世界エイズデーを中心とする1カ月間を「鹿児島レッドリボン月間」と定め、エイズに関する正しい知識の普及啓発を実施することにより、エイズの予防および感染者・患者などが尊厳をもって暮らせる社会づくりを推進しています。
エイズの原因となるウイルスは、性行為以外の日常的な接触で感染することはありません。皆さんもエイズについて正しく理解し、その予防に努めるとともに、患者や感染者に対する偏見や差別をなくしていきましょう。
「U=U知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」
近年では、HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6カ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことも確認されています。
このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略して「U=U」と呼ばれています。
治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にもその進歩に支えられたさまざまな選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
この「U=U」という言葉を知ることを契機に、もう一度HIV/エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。
令和6年11月16日(土曜日)から12月15日(日曜日)まで
期間中、県内では保健所での夜間・休日検査や街頭キャンペーンなど、さまざまな取り組みが行われます。伊集院保健所では下記のとおりHIV夜間検査を実施します。無料・匿名で受けられます。詳細につきましては、保健所に直接お問い合わせください。
令和6年12月2日(月曜日)午後5時から午後7時まで
予約が必要です。11月25日(月曜日)午後5時までに予約をしてください。
検査は匿名、原則無料で受けられます。
伊集院保健所疾病対策係
電話番号:099-273-2332
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