住宅用火災警報器について
住宅用火災警報器の設置・点検で命を守ろう!
火災から大切な命と財産を守るため、住宅用火災警報器の設置が義務化されています。
そして、設置から10年を目安とした点検と交換が推奨されています。
住宅用火災警報器はなぜ必要?
- 早期発見・早期避難
火災の発生をいち早く知らせ、初期消火や安全な避難を促します。
- 逃げ遅れ防止
特に就寝中の火災など、発見が遅れがちな状況での逃げ遅れを防ぎます。
- 被害軽減
初期段階で火災を発見することで、被害を最小限に抑えることができます。
設置場所は?
- 寝室
就寝に使うすべての部屋(子供部屋なども含む)に設置が必要です。
- 階段
2階以上の階に寝室がある場合は、階段の上部に設置が必要です。
- その他
上記の場所に加えて、火災警報器を設置する必要のなかった階で、7平方メートル(四畳半)以上の居室が5以上ある階には、廊下への設置が必要です。また、台所は火を使用する場所であり、火災発生のリスクが高いため、設置を推奨されています。
警報器の種類と設置位置は?
- 警報器の種類
煙を感知する煙式と熱を感知する熱式がありますが、火災をより早く感知できる煙式が推奨されています。寝室や階段室には原則として煙式を設置することが義務付けられ、台所など煙や湯気で誤作動しやすい場所には熱式が推奨されています。
- 設置位置
天井の中央付近か壁に設置します。エアコンの吹き出し口や換気口からは1.5m以上離し、壁や梁からは60cm以上離すなど、煙や熱を効率よく感知できる場所に設置することが重要です。
10年を目安に点検・交換を!
住宅用火災警報器は、電池切れや電子部品の劣化などにより、時間とともにその性能が低下する可能性があります。
- 点検
警報器のボタンを押す、またはひもを引くことで、正常に作動するか確認できます。定期的な点検を心がけましょう。


- 交換
設置から10年が経過したものは、電池の有無にかかわらず、本体の交換をお勧めします。10年を超えて使用していると、いざという時に作動しない可能性があります。

その他のポイント
- 設置時期の確認
警報器に記載されている製造年や、設置時に記入した設置年月を確認することで、交換時期の目安がわかります。
- お手入れ
定期的に(年に1回程度)、本体の汚れやホコリを拭き取ってお手入れをしましょう。水洗いや分解は故障の原因となるため避けてください。
- 交換のサイン
電池切れが近づくと、音や光で知らせる機能がある警報器もあります。
あなたと家族の命を守るために
住宅用火災警報器は、あなたと家族の命、そして大切な財産を守るための非常に重要な設備です。まだ設置していない方はすぐに設置し、既に設置している方は定期的な点検と適切な交換を心がけましょう。
詳細は総務省消防庁のホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。